2022年5月6日(金)

台高
赤ゾレ山 国見山 水無山 明神岳

5月6日 曇

大又登山口545 →歩→ 赤ゾレ山715−725 →歩→ 馬駆ケ辻745 →歩→ 国見山815−820 →歩→ 水無山845−850 →歩→ 明神平900−910 →歩→ 三ツ塚925 →歩→ 明神岳940−950 →歩→ 三ツ塚1000 →歩→ 前山1005 →歩→ 明神平1020−1025 →歩→ 大又登山口1150

日帰り 単独

四郷川沿いの県道を進み、大又や七滝八壺を過ぎると、やがて終点の駐車場に着く。ゲートがあり、この先は通行止になっている。駐車場に車を置いてゲートの先に進むと、すぐに左に橋がある。道標などは無いが、これを渡って対岸に移る。しばらく急登が続き、左右にカーブしながら植林の中を登っていく。道は明瞭で通行に支障はない。やがて勾配が緩くなり、山腹を行くようになるが、相変わらず眺めの無い植林の中を登っていく。登山口から1時間20分くらいで台高山脈の主稜線の縦走路に出た。登ってきた道は、おそらく林業関係者が行き来する道であり、縦走路にも道標は見当たらず、知らないと分からないと思う。主稜線に出てから10分も登ると、赤ゾレ山頂上に着いた。1年ほど前に高見峠から赤ゾレ山を往復したが、この先は初めて歩く道である。赤ゾレ山頂上から5分くらい下ると、ハート形をした池がある。硯池や赤ゾレ池というらしい。ここで赤ゾレ山頂上を巻く道と合流する。硯池から10分ほどで標高1320m地点に着いた。ここは馬駈ケ辻といい、木梶山方面への道が分岐する。馬駈ケ辻を過ぎると、薊岳や伊勢辻山などの眺めが良い場所があった。登山口の駐車場を見下ろすこともできた。馬駈ケ辻から15分くらい行くと、馬駈ケ場に着いた。稜線が広くなり登山道の脇に小規模なカレンフェルトのような地形が見られる。馬駈ケ場からコバイケイソウが茂る稜線を15分ほど登ると、国見山頂上に到着した。標識や三角点があった。三角点は角が削れて、稀に見る状態の悪いものだった。国見岳頂上もカレンフェルトのような地形が見られる。国見山から水無山に向かう途中で眺めが良い場所があり、薊岳や水無山、明神平など周囲の山々を望むことができた。水無山頂上は朽ちた標識があるだけで道の途中のような場所だった。水無山を過ぎると、明神平に向けて下っていく。明神平には小屋が2軒あり、一方は「大阪府立天王寺高等学校あしび山荘」、もう一方は「天理大学山小屋かもしか山荘」と書いてあった。いずれも一般には公開されていないようである。他にあしび山荘の前に東屋があった。明神平から10分くらい緩やかに登ると、「← 明神岳・薊岳 (三ツ塚分岐)」と書かれた道標があり、左の方へ進む。三ツ塚の小ピークの手前に「← 桧塚本峰 明神平 →」と書かれた標識があった。道をよく把握していなかったため、直進してしまうが、すぐに気がついて桧塚本峰方面に進む。三ツ塚から15分くらい稜線をたどると、明神岳頂上に到着した。明神岳は穂高明神ともいい、過去には、祠があったそうである。明神岳頂上も道の途中のような場所だったが、東から南側が切り立っていて眺めがとても良かった。明神岳頂上の少し先に千石山方面と桧塚奥峰方面への分岐があった。明神岳頂上で少し休憩した後、三ツ塚まで戻り、薊岳の方に5分くらい行くと前山という小ピークに着いた。前山から草原状の斜面を下って明神平に戻った。付近は明神平スキー場の跡地で、機器の残骸なども見られた。明神平から登山口の駐車場に下山する。明神平から10分ほど下ると、水場があった。しばらく林道のような広い緩やかな道を下っていくが、途中で沢を横断すると、沢沿いに下るようになる。明神平から30分くらい下ると、明神滝の脇を通過する。大きな滝であるが、樹木により全容を一望することは難しかった。明神滝から明神谷を下っていく。やや荒れた道になり、途中で何度か渡渉する箇所もあった。明神滝から30分くらいで林道終点に着いた。ここから未舗装で部分的に簡易舗装が施された林道を行く。林道終点から10分ほど下ると、ゲートと登山届記入ボックスがあった。ここには「室生・赤目・青山国定公園 明神平・国見山・薊岳」と書かれた古い看板や「告 此の道は民有林に付いておりますが、登山等通行は自由です。しかし、落石等危険な個所も多く充分に注意して下さい。尚、通行にあたり、事故がありましても東吉野村及び森林所有者は一切責任を負いませんので、念の為申し添えます。東吉野村 森林所有者」と書かれた立看板や「車両通行規制 これより先の道路は道路交通法の適用を受けない道路であり、一般車両の進入は禁止されています! 尚、無断で進入した車両等が当地区で事故等に遭遇しても一切責任は持ちません!」と書かれた看板などがあった。昔は、ここが登山口だったのかもしれないと思った。ゲートから5分くらい行くと、法面に金属製の階段が付けてあり、「← アザミ岳 ルート分かりにくい」と書いてあった。さらに5分ほどでスタート地点の駐車場に戻ることができた。帰りに七滝八壺や丹生川上神社に寄ってから帰途に就いた。付近の沿道は、シャガの花が満開できれいであった。今回の山行で台高山脈の高見峠から明神岳まで歩いたことになった。明神岳の先や周辺の山にも興味が湧いてきた。いずれ大台ケ原までつなげたいと思った。(2023年1月9日記載)



伊勢辻山(2022年5月6日)


赤ゾレ山頂上1(2022年5月6日)


赤ゾレ頂上の標識(2022年5月6日)


赤ゾレ山頂上から伊勢辻山を見る(2022年5月6日)


赤ゾレ山頂上から国見山方面の稜線を望む(2022年5月6日)


赤ゾレ山頂上から薊岳や大峰山脈方面を望む(2022年5月6日)


赤ゾレ山直下の池1(2022年5月6日)


赤ゾレ山直下の池2(2022年5月6日)


赤ゾレ山と池(2022年5月6日)


馬駈ケ辻と馬駈ケ場の間で薊岳を見る(2022年5月6日)


馬駈ケ辻と馬駈ケ場の間で大又登山口方面を見下ろす(2022年5月6日)


馬駈ケ辻と馬駈ケ場の間で伊勢辻山方面を振り返る(2022年5月6日)


馬駈ケ場から国見山を見る(2022年5月6日)


馬駈ケ場と国見山の間の登山道1(2022年5月6日)


馬駈ケ場と国見山の間の登山道2(2022年5月6日)


馬駈ケ場と国見山の間の登山道3(2022年5月6日)


国見山頂上1(2022年5月6日)


国見山頂上2(2022年5月6日)


国見山頂上3(2022年5月6日)


国見山頂上の三角点(2022年5月6日)


国見山4(2022年5月6日)


行く手に水無山や明神平方面を望む1(2022年5月6日)


国見山と水無山の間で薊岳方面を望む1(2022年5月6日)


行く手に水無山や明神平方面を望む2(2022年5月6日)


国見山と水無山の間で薊岳方面を望む2(2022年5月6日)


国見山と水無山の間から東側の眺望(2022年5月6日)


国見山と水無山の間からとナメラ山思われる山を望む(2022年5月6日)


水無山頂上の標識(2022年月5月6日)


水無山頂上1(2022年5月6日)


水無山頂上2(2022年5月6日)


水無山付近から明神平を見る(2022年5月6日)


明神平1(2022年5月6日)


明神平2(2022年5月6日)


三ツ塚付近にて1(2022年5月6日)


三ツ塚付近にて2(2022年5月6日)


明神岳頂上1(2022年5月6日)


明神岳頂上2(2022年5月6日)


明神岳頂上3(2022年5月6日)


明神岳頂上の標識(2022年5月6日)


明神岳頂上3(2022年5月6日)


明神岳から薊岳を望む(2022年5月6日)


明神岳から峰山、白鬚岳、大峰山脈方面を望む(2022年5月6日)


明神岳から大峰山脈を望む(2022年5月6日)


明神岳から大台ケ原方面の眺望(2022年5月6日)


ミツバツツジ(2022年5月6日)


三ツ塚付近から樹間に千石山、赤倉山方面を望む(2022年5月6日)


三ツ塚付近から薊岳を見る(2022年5月6日)


三ツ塚と前山の間で水無山、国見山を見る(2022年5月6日)


三ツ塚と前山の間で水無山を見る(2022年5月6日)


三ツ塚と前山の間で明神山を見る1(2022年5月6日)


三ツ塚と前山の間で明神山を見る2(2022年5月6日)


三ツ塚と前山の間で薊岳方面を見る(2022年5月6日)


前山付近から水無山を見る(2022年5月6日)


前山付近から国見山を望む(2022年月5月6日)


明神平スキー場跡(2022年5月6日)


明神平から国見山を見る(2022年5月6日)


明神平から国見山方面を望む(2022年5月6日)


明神平から薊岳を望む(2022年5月6日)


明神平3(2022年5月6日)


明神平付近から大又方面の眺望(2022年5月3日)


明神滝(2022年5月6日)


七滝八壺1(2022年5月6日)


七滝八壺2(2022年5月6日)


七滝八壺3(2022年5月6日)


丹生川上神社1(2022年5月6日)


丹生川上神社2(2022年5月6日)


シャガ1(2022年5月6日)


シャガ2(2022年5月6日)


赤ゾレ山 国見山 水無山 明神岳−GPS軌跡(2022年5月6日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。



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