2022年12月31日(土)

奥三河
天神山 井山

12月31日 

途中710 →歩→ 天神山755 →歩→ 天神社835−840 →歩→ 天神山945−955 →歩→ 途中1110−1115 ⇒車⇒ 面ノ木園地1150−1210 →歩→ 井山1300−1310 →歩→ 面ノ木園地1415

日帰り 単独

天神山は、折元峠の南西の標高1037.6mの三角点峰である。天神山に関する記述のある書物は、自分が知る限りでは、1992年に愛知県立田口高等学校が発行した「われらの山50」という冊子のみである。「天神山は、標高1037メートルの山。山頂には地元の人たちの信仰を集めている祠があるという。」との記述があるが、2万5千分の1地形図によると、祠があるのは、山頂でなく山頂の南東の神社のマークがある地点と思われる。天神山は、茶臼山高原道路から入山すれば、容易に登頂できそうだが、それでは面白みに欠けるので、2万5千分の1地形図に記載のある行人原から道を登り、祠を経由して訪ねようと考えた。旧津具村の行人原に着くと、登山口の確認と駐車地点を探すため、付近を車で見て回った。津具から折元峠に向かう道として県道と県道と並行した瀬戸川沿いの旧伊那街道があるが、後者は冬期通行止となっていて車が通らないので、駐車場所には事欠かなかった。行人原の西方から天神山に登ろうと思ったが、採石場のようになっていてフェンスで囲まれていて進入は不可能だった。仕方がないので標高759m地点の北西の林道入口に回るが、ここもフェンスで囲まれていた。フェンスの扉を開けて入ることもできそうだったが、人里に近く、トラブルになるといけないので、ここからの入山も控えることにした。少し考えて、結局、茶臼山高原道路から入山することにした。標高1047m地点の南東の茶臼山高原道路の路肩にスペースがあったので、そこに車を置いて出発した。天神山の北側の尾根を切り通し状で茶臼山高原道路が通過していて、面ノ木峠側と折元峠側のどちらからも入山できそうだったが、駐車地点に近い面ノ木峠側から取り付いた。道路沿いに細い尾根を登っていく。積雪があり、道路側に落ちないように注意しながら登った。法面の防護網のワイヤーやアンカーがあるのを見ると、向きを変えて天神山に登っていった。植林の中を登っていくと、やがて傾斜が緩くなり、呆気なく天神山頂上に到着した。天神山頂上には標識はなく、三角点があるのみだった。木々で覆われていて眺望もないが、樹間に碁盤石山が見えた。せっかくなので、祠まで行くことにした。尾根に沿って植林の中を10分くらい下ると、林の中に小屋のようなものが現れた。小屋は、扉が外れていて中を覗くと何も無く、現在は使われていないようだった。周囲には一升瓶やバケツなどが散乱していた。「われらの山50」には、「周りの木で作ったような粗末な鳥居。年に一度、地元の人たちがお祀りをするという祠は、その小屋の中にあった。」と記されているが、鳥居も無く、以前は天神が祀られていたが、遷座されたものと考えた。小屋は、瓦葺きで思いのほかしっかりした造りのものであったが、今は訪ねる人もいないようで、いずれは朽ちて無くなるのではないかと思った。しばらく休んだ後、元来た道を戻った。天神山には津具から登る予定だったが、だいぶ楽をして登ってしまい、時間があったので、近くの井山に寄ることにした。井山は、約4年前に一度訪ねたことがあり、再訪となった。面ノ木園地から井山に向かう車道の入口には「通行止 これより先、私有地道路で崩壊の危険があるため許可車両以外一般車両の通行はできません。徒歩・自転車の通行は許可しますが事故責任は個人で負うこととなります。無断侵入車両は警察に通報させていただきます。」や「許可車両以外進入禁止 徒歩での入場は可」や「面ノ木風力発電所 私有地につき無断の立ち入りはご遠慮願います」と書かれた看板があった。それ以外は、頂上の標識が新しくなっていたが、以前に来た時と大きな変化は無いようだった。前に来た時も思ったが、井山頂上からの眺望は、雄大ですばらしかった。井山に行った後、車で津具を経由し、もう一度天神山を眺めてから帰途に就いた。今回、天神山に登頂し、これで奥三河の名のある標高1000m以上の山は一通り登り終えたことになった。(2024年3月3日記載)



天神山頂上1(2022年12月31日)


天神山頂上2(2022年12月31日)


天神山頂上3(2022年12月31日)


天神山頂上4(2022年12月31日)


天神山頂上5(2022年12月31日)


天神山頂上の三角点(2022年12月31日)


天神山山中の祠の跡1(2022年12月31日)


天神山山中の祠の跡2(2022年12月31日)


天神山山中の祠の跡3(2022年12月31日)


天神山山中の祠の跡4(2022年12月31日)


天神山頂上に戻る途中にて1(2022年12月31日)


天神山山中の祠の跡2(2022年12月31日)


天神山山中の祠の跡3(2022年12月31日)


井山頂上1(2022年12月31日)


井山頂上2(2022年12月31日)


井山頂上3(2022年12月31日)


井山頂上4(2022年12月31日)


井山頂上からの眺望1(2022年12月31日)


井山頂上からの眺望2(2022年12月31日)


井山頂上から恵那山を望む1(2022年12月31日)


井山頂上からの眺望4(2022年12月31日)


井山頂上から碁盤石山を見る(2022年12月31日)


井山頂上から白山方面を望む(2022年12月31日)


井山頂上から御嶽山を望む(2022年12月31日)


井山頂上から恵那山を望む2(2022年12月31日)


井山頂上からの眺望5(2022年12月31日)


井山の面ノ木風力発電所(2022年12月31日)


井山から天狗ノ奥山の背後に恵那山や大川入山を望む(2022年12月31日)


井山から恵那山、大川入山方面を望む(2022年12月31日)


井山頂上からの眺望6(2022年12月31日)


井山頂上からの眺望7(2022年12月31日)


井山から天狗棚を見る(2022年12月31日)


井山から天狗ノ奥山を見る(2022年12月31日)


井山から天狗ノ奥山と恵那山を望む(2022年12月31日)


天狗棚(2022年12月31日)


碁盤石山(2022年12月24日)
 

面ノ木風力発電所(2022年12月31日)


天神山1(2022年12月31日)


天神山2(2022年12月31日)


古町丸山(2022年12月31日)


天神山 井山−GPS軌跡(2022年12月31日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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