■寄栗の小川沢林道の分岐近くの路肩に車を置く。■寄栗から小川沢林道に入る。入口に「この林道は、冬期(12月1日〜3月31日)及び路面積雪・凍結時は、危険で通行出来ません。鹿沼市」「この林道は、林内作業車両以外通行出来ません。鹿沼市」と書かれた看板があった。■舗装された道を登っていくと、寄栗から30分ほどで標高約615mの峠のような所に着く。峠の少し手前に倒木があり、車で来ることはできない状況だった。■峠は切通しになっている。「伐採作業中立ち入り禁止 鹿沼市森林組合」と書かれた看板があるが、切通しを通り過ぎた所から入山する。■戻るような形で切通しの上部まで登り、ここから尾根を西にたどる。■急になったり緩やかになったりということを何度か繰り返しながら尾根上を登っていく。周囲は完全に植林で眺望は全く無い。■標高868m地点の手前の細い尾根は岩稜であるが、特に問題は無い。尾根の右側に踏跡があるように見える箇所もあるが、尾根上を外さないように進む。■峠から標高868m地点まで約40分だった。■標高868m地点で右折して、少し下ってから次の標高1000mのピークまで登り返す。部分的に急登であるが、着実に登っていく。標高が高くなると自然林も見られるようになる。■標高1000mのピークは白鬚山と言う。標高868m地点から20分くらいだった。■白鬚山頂上には古い石祠が二基あり、白鬚山頂上を示す標識もあった。木々で覆われていて眺望は無い。■白鬚山頂上から西へ尾根をたどる。次の標高1000mの小ピークまで思いのほかアップダウンがある。急な下りや岩稜の通過もあるが、注意して通過すれば特に問題は無い。北側の樹間に日光連山が望まれる。■白鬚山から標高1000mの小ピークまで約20分だった。■標高1000mの小ピークを過ぎると、行く手に大滝山が認められる。■標高1034m地点の手前は、これまでと様子が変わって穏やかな尾根上を行くようになる。■標高1000mの小ピークから標高1034m地点まで15分ほどだった。■標高1034m地点付近ではクマの糞のような物が散見された。■標高1034m地点を過ぎると、尾根の左側は伐採地のようになっていて動物除けの柵が現れるが、倒れてしまっている部分も多い。■次の標高1000mの小ピークから鞍部まで下ると、突然林道跡が現れる。林道跡は尾根の右側から登ってきていて、前方の尾根上と尾根の左後方へ続いている。標高1034mから林道跡まで15分くらいだった。■明るい尾根上の林道跡を15分ほどたどると、広場のような所で道は途切れている。この大滝山手前の標高1000mの小ピークが林道跡の終点である。■林道跡の終点から奥へ踏跡が続いているので、ここを入る。■わずかに下った後、かなりの急登で登り返し、林道跡終点から約15分で大滝山頂上に到着した。■大滝山頂上は、ここまでで最もヤブか深かった。三角点は雪の下で確認できなかったが、標識が大滝山頂上であることを示していた。木々で覆われていて眺望は無い。■大滝山頂上から南の尾根を下り、横根林道の標高869m地点を目指した。そこから林道を下って寄栗に戻る予定である。■大滝山の南側の尾根上は、踏跡が薄く、ヤブがややうるさい。■鞍部まで下って登り返すが、前方の小ピークへの登りは急な岩場である。一瞬たじろぐが、直登可能である。■小ピークから岩場を下り、次のピークは右側から登り返す。■大滝山の南の尾根にはピークが二つあり、ここは一つ目のピークだが、二つ目のピークと勘違いをして、左側の急な尾根を下ってしまった。■途中で気が付いたが、周囲は植林で人が入った気配も感じられたので、そのまま下ることにする。■やがて尾根は尽き、沢に入っていく。本来ならば、分かる場所=一つ目のピークまで戻るのが鉄則であるが、大滝山東方の標高約620mの寄栗林道の終点に出られるのではないかと考え、沢を下っていく。■沢は荒れ気味で踏跡ははっきりしないが、左岸の方が歩きやすそうだったので、主にそちらを進む。■やがて沢はゴルジュのようになるが、左岸に薄い踏跡が認められたのでそこを進んでいくと、案の定、寄栗林道の終点に到達した。■林道に入るとすぐに古い橋を渡る。橋には「山の神橋」や「大滝沢」と書いてある。下ってきた沢は大滝沢と言うらしい。■林道を少し行くと、左下の樹間にかなり大きな滝が見えた。大滝と言うらしい。大滝山の名の由来となる滝かもしれない。■林道は舗装されているが、倒木や土砂崩れでかなり荒れていた。車はもちろん、歩行でも支障を来たすほどだった。■川口橋で横根林道と合流した。進路を間違って一時はハラハラしたが、結果的には予定のコースを下るよりも時間的には早くなったと思う。■川口橋からさらに車道を歩き、寄栗に戻った。■下山でつまらないミスをしてしまったが、なかなか変化のあるコースで楽しむことができた。(2014年4月8日記載) |