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装飾ライン

2025年1月3日(金)

台高
保色山

1月3日 晴

途中725 →歩→ 大又隧道750 →歩→ 保色山900-930 →歩→ 大又隧道1035 →歩→ 途中1055 

日帰り 単独

保色山は熊野の山であり、もはや台高山脈に含まれるかどうかは定かではないが、ここでは台高山脈の最南端に位置する山として捉えることにする。熊野市大又池田平で国道から大又橋を渡って右に進むと、道が二手に分かれる。右手は谷の内方面、直進方向は「民有林林道 大又併用線 熊野市」と書かれた標識や「大又林道 起点 新宮営林署」と書かれたプレートがあり、車で大又林道に進入した。途中、道端に小屋が建っているのを見る。「大又防災の森」と書かれた看板があり、簡易作業小屋と書いてあった。林道は舗装されていたが、途中から一部簡易舗装が施された未舗装路に変わった。標高662m地点の西側、標高570m付近にゲートがあり、その先は通行止になっていた。「ゲート前につき、駐車禁止 事業実行中のため、車両が通行します。三重森林管理署」と書かれた貼紙が掲示されていたが、ゲートの前がやや広くなっていたので、そこに車を停めた。ゲートには「大又佐渡林道(大又林道) 1.この林道は、事業実行上の専用林道ですから関係者以外のゲートから奥への通行を固くお断りします。無断で通行され、事故が発生しても、その責任は一切負いません。2.ゲートや鍵を破壊しないで下さい。3.通行の許可を受けたい時は、林道を管理する下記森林管理署へ申し出てください。三重森林管理署」や「通行禁止」と書かれた看板があった。付近では狩猟も行われているようで「作業地につき発砲禁止 三重森林管理署」と書かれた幟のほか、「国有林内での狩猟(有害鳥獣駆除)を許可された皆様へ 国有林内では事業を実行するため、請負事業体・花木採取業者等が入林しています。十分注意するとともに、作業地周辺での狩猟(有害鳥獣駆除)は絶対に行わないで下さい!! 三重森林管理署」や「注意 捕獲したシカは持ち帰るか露出しない程度に埋設するなど適切に処理してください。三重森林管理署 飛鳥森林事務所」と書かれた貼紙があった。ゲートを越えて林道を奥に進むと、車の通行はあるようで、ゲート手前よりもむしろ路面の状態は良いように感じた。ゲートから25分くらいで大又隧道に着いた。トンネル入口の左手には、何となく踏跡が見られ、ここから入山する。少し進んだ後、右に折れ、薄い踏跡に従って急登すると、稜線上に出た。大又隧道から10分ほどだった。稜線に出たところで右折をし、稜線に沿って進んでいく。左手の樹間には高代山が見え、その後方には大峰山脈がうっすらと望まれた。植林の中を踏跡を拾いながら進み、標高973m地点に登る途中では、樹齢を感じさせる巨木が見られた。標高973m地点から緩やかになり、鬱蒼とした植林の中を10分ほど歩くと、突然林道に出た。この道は佐渡林道の佐渡峠で分岐する樅木平林業専用道から延びた作業道のようである。作業道には倒木があり、最近は車の通行もないようだった。作業道を5分も歩くと、保色山頂上の直下に達し、作業道を外れて少し登ると、保色山頂上に到着した。保色山頂上では、最近伐採が行われたらしく、倒木が山積みにされていて、三角点はどこにあるか分からなかった。保色山の三角点よりも西側の小ピークの方が高いように思われ、倒木の山積みの上をバランスを取りながら通過して保色山の最高点まで行ってみたが、特に何もなかった。保色山の最高点から三角点付近に戻り休憩する。三角点は見つけられなかったが、傍らには保色山の標識がいくつも並べて置いてあった。保色山頂上で休憩した後、作業道に戻る。当初は来た道を戻る予定であったが、三重森林管理署が令和4年度に策定した「尾鷲熊野森林計画区国有林野実施計画図」によると、この作業道は大又林道とつながっているようである。国土地理院の地形図ではつながっていないが、国有林野実施計画図の方が新しい情報のようであり、復路は往路と異なる道を歩くことにして、作業道を下ることにした。往路で作業道に出た地点を過ぎると、急な下り道になった。道は使われていないようで、落石も多く、荒れていた。標高930m付近でUターンするように左へ曲がると、道は山腹を行くようになり、路面の状態もやや良くなったように感じられたが、国土地理院の地形図に記された沢の源頭付近は大きく崩れており、徒歩での通過も注意が必要であった。標高810m付近で右手の小ピークを巻く箇所で法面が崩壊しており、慎重に通過した。その後、路面の状態は徐々に良くなり、やがて大又林道と合流した。保色山頂上から大又林道まで55分くらいだった。大又林道との合流地点から緩やかに林道を5分くらい登ると、大又隧道に着いた。大又隧道の内部は真っ暗だったが、反対側の出口が見えるので、電灯なしでも問題なかった。3分くらいで隧道を通り抜けると、入山地点に到着した。大又隧道東口の壁面には「大又林道は、国道42号線側より、昭和14年(1939年)に木馬道を1,778m開設された。池の宿側は、文政スギ保護林まであった森林軌道を昭和27~28年に直営事業で自動車道とし12,362m開設され、佐渡林道14,171mと接続された。その後、1983年国道側より282m熊野市道として移管された。1996年設置」と書かれた掲示があった。大又隧道から往路で通った林道を20分ほど下り、車を停めたゲートに戻った。保色山周辺には国有林が広がり、現在ではあまり登る人もいないようであるが、かつては一定数の人が登っていたように見受けられた。地元の小学校や中学校の校歌の歌詞には「保色」の言葉が使われており、周辺には新保色山や保色富士と呼ばれる山も存在するようである。今回登った保色山は、この付近の最高峰である。もちろん山中では誰にも会うことなく、静かな山歩きを楽しむことができた。(2025年7月22日記載 2025年12月17日更新)

大又林道のゲート(2025年1月3日) 大又隧道東口(2025年1月3日) 樹間に高代山を望む1(2025年1月3日) 樹間に高代山を望む2(2025年1月3日) 保色山を目指して樹林帯を登っていく1(2025年1月3日) 途中で見かけた巨木(2025年1月3日) 保色山を目指して植林帯を登っていく2(2025年1月3日) 保色山を目指して植林帯を登っていく3(2025年1月3日) 保色山頂上付近の作業道に出た(2025年1月3日) 保色山最高点(2025年1月3日) 保色山頂上1(2025年1月3日) 保色山頂上2(2025年1月3日) 保色山頂上3(2025年1月3日) 保色山頂上4(2025年1月3日) 保色山頂上5(2025年1月3日) 保色山頂上の標識1(2025年1月3日) 保色山頂上の標識2(2025年1月3日) 保色山頂上6(2025年1月3日) 保色山頂上直下にて1(2025年1月3日) 保色山頂上直下にて2(2025年1月3日) 保色山から大又林道に続く廃道状態の作業道1(2025年1月3日) 保色山から大又林道に続く廃道状態の作業道2(2025年1月3日) 保色山から大又林道に続く廃道状態の作業道3(2025年1月3日) 大又隧道西口(2025年1月3日) 大又隧道の内部(2025年1月3日)     大又隧道を抜ける(2025年1月3日) 大又林道1(2025年1月3日) 大又林道から大又隧道の南西に位置する標高944m峰を見る1(2025年1月3日) 大又林道から大又隧道の南西に位置する標高944m峰を見る2(2025年1月3日) 大又林道2(2025年1月3日) 大又林道3(2025年1月3日) 保色山-GPS軌跡(2025年1月3日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものです。(承認番号 平26情複、第537号)
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